まず結論から
- 言友会は、吃音のある当事者どうしが集まるセルフヘルプ(自助)グループで、1965年に発足した国内でいちばん歴史の古い団体です。
- 多くの会が月1回程度の例会を開き、会報を出したり、講演会や全国の会が一堂に会するワークショップを開いたりしています。
- 専門的な指導や訓練を受ける場ではありません。その代わり、当事者どうしでないと得られないものがある場だと、公的な解説は書いています。
- 入会前の見学を歓迎し、事前の連絡もいらないと案内している会があります。初めての参加を受け付けていると明記している会もあります。
- 当事者本人だけでなく、家族や支援する立場の人の見学を歓迎すると書いている会があり、全国組織には個人でも入れる会員の種別があります。
ただし、ここに挙げた日程・参加費・対象は、いずれも各会の案内をその時点で写し取ったものです。会ごとに違い、曜日がずれる回も中止になる回もあると団体自身が書いているので、行く前にその会のページで必ず確かめてください。
「協会」「団体」を探していた人が、たどり着く先
日本には吃音の自助団体がいくつもあり、団体によって目的も規模も違いますが、活動の中心はおおむね共通しています——吃音のある当事者が「吃音があるのは自分だけではない」ということを認識し、共通の体験を語り合い、苦悩を分かち合い、互いに援助し合うことです。そのなかで1965年に発足した言友会は日本でいちばん歴史が古く、定例会や全国大会を開くなど活発に活動している団体だとされています。
「言友会」という名前を知らないまま「協会」「団体」「コミュニティ」といった言葉で当事者の集まりを探していた人にとっては、ここが折り返し地点になります。公的な解説のほうも、吃音がある当事者が日を決めて集まり、互いの吃音の問題について話し合ったり、改善に向けたさまざまな取り組みを行う場として、言友会や日本吃音臨床研究会などのセルフヘルプグループが日本各地に設置されている、という書き方をしています。
全国の言友会をつないでいるのが、全国言友会連絡協議会(全言連)です。同会は加盟団体をブロック別に並べた一覧を公開していますが、そこに載っているのは団体名だけで、連絡先や例会の日時は別に確かめる必要があります。また同会は、子どもの吃音への対応方法の確認や医療機関の紹介といった個別の相談には原則として応じられないとし、希望する場合は近くの加盟団体に連絡してほしいと明記しています。つまり、実際の窓口になるのは地域の会のほうです。
この全国組織は、体験談集も自分たちで出しています。2025年版は2007年以来18年ぶりの体験談集で、活動の中心が吃音に関する体験の「わかちあい」にあることは言うまでもない、さまざまな年代や立場の吃音のある人の体験に触れることができる、と発行者自身の言葉で説明されています。名前の似た学会・研究会・協会との見分けがつかないという場合は、名前の似た4団体を並べた記事と日本吃音協会の記事に分けて書いています。
名前は知っていた。それでも、行くまでに時間がかかる
当事者の集まりの存在を知ってから、実際に扉を開けるまでには、たいてい間があきます。その間に何を考えていたかを、そのまま書き残している人がいます。
当事者の声(自称「ハタチ過ぎあたりの青年」・所在地表示は「杜の都, Japan」/個人ブログ・2013年)
言友会という名は数年前から知っていたけれど、
当時は何を思っていたか、"僕が関わり始めた所で社会に良い事はあるか"などと言い、自信が無い事を理由に"単なる行動力の無さ"を覆っていた。
さらに、仮に吃音という要素を無視したとしても、
"話が合わない可能性が高い気がする"などと切羽詰った事を言っていた。
名前を知ってから足を運ぶまでに、この人は数年を使っています。同じ記事には、その数年のあいだ自分が言い訳にしていたものが二つとも書き出されています——自分が関わって役に立つのかという問いと、話が合わないだろうという見立て。どちらも、行ってみなければ確かめようのないことでした。動き出したきっかけは、ツイッターを眺めていて「言友会」という単語が目に入ったことで、そこに地名を足して調べ直し、交流会に出ています。当日は、繰り返しイメージトレーニングをしたのに自己紹介では何も喋れなかった、と本人は書いています。行く前にふくらむこの種の見通しには、研究の側にも名前が付いています。
出典: 宮城言友会の交流会に行ってきたのだ(白根の相棒、めもりん。)(台帳: V0259)
これからどもるだろうという感覚を、研究では「予期」と呼びます。予期は過去のやりとりの経験によって強められ、次に話す場面での恐れを増やす、と整理されています。同じ論文は、自分の話し方について否定的な考えを繰り返してしまう癖(反すう)が強い大人ほど、吃音にまつわる生活への悪影響が大きかったという研究も紹介しています。つまり「行く前に何度も頭の中で場面を回してしまう」のは、その人が臆病だからではなく、よくある反応として記述されているものです。
だからこそ、行く側の負担を下げる案内を出している会があります。東京言友会は、当事者とその家族・支援者について入会前の見学を歓迎し、事前の連絡もいらないこと、例会の途中参加・途中退室も問題ないことを明記しています。よこはま言友会も、初めての参加ができること、分からない点は問い合わせてほしいことをトップページに書いています。「最後までいなければいけない」「まず入会しなければいけない」という前提は、少なくともこの二つの会の案内には書かれていません。
例会や勉強会では、実際に何をしているのか
「集まって何をするのか」が見えないことは、行くかどうかを決めるときのいちばん大きな空白です。会の側が公開している活動記録を開くと、その日の中身がそのまま残っています。
自助団体の活動記録(埼玉言友会・第8回吃音勉強会の報告/報告者は過去に専門家のもとで同じ装置の訓練を受けた会員)
勉強会の場では実際に参加者にDAF装置を体験してもらい、朗読文のテキスト教材などを読んでもらいました。 遅れて聴こえる声を意識しながら話すのは、なかなか難しいことです。 ある程度集中することも必要であるし、練習が必要になります。
DAFは、自分が話した声をわずかに遅らせてヘッドホンから聞かせる装置です。この回は、それを参加者が順番に使ってみる勉強会でした。報告を書いたのは、過去に専門家のもとでこの装置を使った訓練を受けたことがある会員で、参加者に効果を正しく実感してもらえるよう心掛けたと書いています。同じページの感想欄には、朗読では発話がゆっくり均質になるのを体感できたが、実際の会話でこの装置を使って練習するのはやはり少し無理がある、という率直な書き込みも並んでいます。うまくいったことと、いかなかったことが、同じ記録の中に残されています。
出典: 第8回吃音勉強会「聴覚性遅延フィードバック装置(DAF)を体験・考察する」(埼玉言友会 活動記録)(台帳: V0030)
活動の形そのものは、公的な解説にも書かれています。多くのセルフヘルプグループは定期的な例会(月1回程度の会が多いとされます)を開き、会報を発行したり、専門家を招いての講演会や、全国の会が一堂に会するワークショップを開いたりしている、というものです。
中身は回ごとに変わります。東京言友会は、ある月の例会のテーマを「講談を体験しよう!」とし、先代の五代目神田伯山に吃音があったこと、同会がもともと田辺一鶴の『講談教室』から始まったこと、一鶴が吃音を治すことを目的に講談を始めて自分の話しやすいリズムをつかんでいったことを告知に書いています。同じ会は、毎月第4土曜に吃音改善講座も開いており、ガイダンスで配った資料として、取り組み方を説明したスライド、自分の吃音の現状を確認する「ベースラインシート」、練習での話し方の手順の3点を挙げています。ただしこれは講座の狙いとして会が書いているもので、効果が検証された結果ではありません。
話し合いだけの会もあれば、文化活動をする回も、練習の形をとる回もある——ひとことで言えば、会によっても月によっても違います。だから「言友会では何をするのか」は、行こうとしている会のその月の告知を見るのがいちばん早い、というのが正直なところです。
当事者ではない人——家族や、手伝いたい人は行けるのか
「自分は吃音がないけれど、子どもや生徒や同僚のために知りたい」「手伝えることがあるなら関わりたい」。この入り口についての案内は、当事者向けの案内にくらべると見つけにくいのですが、会の側の記録には実際に残っています。
支援者の声(40代女性・長年ことばの教室を担当/岡山言友会の公式サイト「例会参加者の声」7名のうち3人目)
私は、長年、ことばの教室の担当をしています。
言友会の例会に継続的に参加させていただき、多くの大人の吃音の方と出会い、貴重な体験談、人生談を伺うことができます。
私が最近感じるのは、幼児期、学童期から、親子で吃音と向き合いながら、多くの「前向きに生きる吃音のある大人」と出会う事の大切さです。
岡山の言友会が公開している「例会参加者の声」には、七人分の短い文章が年代と職業つきで並んでいます。三人目にあたるこの人は、当事者ではありません。長年ことばの教室を担当してきた立場で例会に継続して参加し、大人の当事者から体験談や人生談を聞いてきたと書いています。同じページには、教員、介護福祉士、入会25年目の会員、そして年長で吃り始めた長男よりも先に母親のほうが参加するようになった人までが並びます。当事者だけの部屋ではないということが、参加者の並びのかたちでそのまま見えています。
出典: 例会参加者の声(岡山言友会)(台帳: V0109)
案内の文面にも同じことが書かれています。東京言友会が入会前の見学を歓迎すると書いているのは、当事者だけでなく「その家族/支援者」に対してです。よこはま言友会の親子きつおん交流会は、吃音のある子どもと保護者、学校関係者など吃音に関心のある人を対象にした気軽に参加できるイベントで、事前の申し込みが必要なこと、会場とオンラインの両方で参加できることが告知されています。
「手伝う側として関わりたい」という場合の受け皿も、全国組織の側に用意があります。全国言友会連絡協議会の会員は2種類で、正会員はこの法人の目的に賛同して加盟した団体(年会費3,000円)、賛助会員は目的に賛同し賛助するために入会した個人および団体(年会費1,500円)と説明されています。つまり、団体でなくても個人として名を連ねる道はあります。ただし賛助会員に総会の議決権や役員への立候補・被推薦の権利はないこと、会費には機関誌「全言連ニュース」の購読料が含まれること、いずれの会員も地域メーリングリストに登録できることも、あわせて書かれています。
なお、これは全国組織への入会の話で、地域の言友会の例会に参加する手続きとは別です。実際に足を運ぶ先を探すときは、地域の会のページを見てください。子どもと保護者が一緒に行ける場については、親子キャンプの記事にも別にまとめています。
年齢が離れていたら、浮いてしまわないか
行く前の不安として、症状の重さと同じくらいよく出てくるのが「自分の年代の人がいるのか」という問いです。これについては、長く関わってきた当事者が、自分の経験として書き残しています。
当事者の声(会社員男性・「僕の吃音歴」を連載/個人ブログ・note)
そもそも言友会は年齢層が高めで、年配者が多い傾向にあります(もちろん地域により差はあります)。 若者ならではの悩みを共有したり、若者どうしで繋がりたい と考える当事者も多く、そうした声を反映させて生まれたのが、うぃーすたプロジェクトでした。
これを書いているのは、埼玉の言友会に毎月足を運び、東京の例会にも顔を出していた当事者です。同じ記事には、その東京の例会で隣の席になった人から若者向けの自助グループを立ち上げたと聞かされ、数か月後に「関東でも運営をやってもらえないか」と連絡が来た経緯が続きます。原宿の会場で開いた最初の回には20代を中心に十数人が集まり、この人はそのまま関東の代表を引き受けることになりました。参加する側として一度行った場所が、数年後には自分が開く場所になっています。年齢の層が上に寄りやすいことは、会の側も運営の課題として書いています。
出典: 僕の吃音歴(吃音に関わる活動編④ 「うぃーすた関東」発足)(note)(台帳: V0529)
年代の偏りは、団体自身の告知にも出てきます。東京言友会は2026年1月からの参加費改定を知らせるなかで、改定の背景として、会員の高齢化により今後の運営資金の安定的な確保が課題となっていると書いています。同じ会は発会60周年を迎えて記念文集を作ることになり、現在の会員でなくても過去に活動歴があれば応募できるとして、広く原稿を募集してもいます。半世紀以上続いてきた組織であることと、年齢の層が上に寄っていることは、同じ一つの事実の裏表です。
そのうえで、学会の解説は、近年になって若者を対象とした団体(うぃーすたプロジェクト)や、女性の集いを開催する団体(全言連 吃音のある女性の取り組みチーム)など特色のある団体が設立されていることにも触れています。世界的には1995年に国際吃音連盟(ISA)が設立されています。「言友会に行ってみたけれど年代が合わなかった」で終わりにしなくてよい、という意味では、この枝分かれは知っておくと役に立ちます。若い世代の集まりについては、吃音のサークルの記事で別に扱います。
そこで得られるもの、得られないもの
当事者の会が何を与え、何を与えないかについては、公的な解説がはっきり線を引いています。セルフヘルプグループは当事者の集まりなので、言語聴覚士のように、吃音についての学術的な知識や、吃音改善のための専門的な指導や支援が受けられるわけではありません。そのうえで同じ資料は、自分と同じ問題を持つ仲間と出会い、当事者同士でないと感じることのできない連帯感のなかで悩みを聞いてもらったり、同じ悩みを持つ者同士という立場で具体的なアドバイスをもらったりできる、これはセルフヘルプグループでないと得られないものだ、と続けています。
個別の評価や指導が必要なら、行き先は言語聴覚士です。言語障害や聴覚障害のある人に対する指導や支援を行う国家資格の専門職で、養成課程の中に吃音が含まれています。ただし業務は多岐にわたるため、必ずしもすべての言語聴覚士が吃音の指導や支援を行えるわけではなく、希望する場合はあらかじめ病院等に直接問い合わせるか、日本言語聴覚士協会や各都道府県の言語聴覚士会に尋ねるよう案内されています。相談先の全体像は、吃音の相談先の記事にまとめています。
では、当事者の会に出ることは何と結びついているのか。日本の吃音のある成人180人を対象にしたオンライン調査は、自分から吃音を打ち明ける度合いの高さと結びついていたものとして、自助グループの経験があること、自分を受け入れられている度合いが高いこと、自分に向けた否定的な決めつけ(自己スティグマ)が低いこと、そして自分で男性と答えたことを挙げています。ただしこの調査の参加者は日本の自助グループと著者らの伝手を通じて集められているので、吃音のある成人全体を代表しているわけではありません。「会に出たから打ち明けられるようになる」という順序を示したものでもありません。
打ち明けること自体については、30年ぶんの研究をまとめた系統的レビューがあります。組み入れられた量的研究18件のうち15件(83.3%)で、自分から吃音があると伝えることは全体として好意的な影響を持っていました。伝え方を条件として比べた研究では、謝る形で伝えるより、謝らない形で伝えるほうが好意的に受け止められていました(13件中12件・92.3%)。同じレビューは、伝える場面・年齢・吃音の頻度や重さ・聞き手が吃音のある人と知り合いかどうかについては、そもそも調べた研究が少ないとも述べています。
もう一つ、目標の置き方の話があります。500人を超える吃音のある大人に「話すときの目標は何か」を尋ねた研究では、回答が二つに分かれました——より流暢に話す/どもらないことと、どもるかどうかにかかわらず言いたいことを言うこと、です。そして、前者の目標を持つ傾向が強い人ほど、場面や音や語を避け、力んでもがき、吃音にまつわる恥・罪悪感・恐れを経験しやすいと報告されています。同じ論文は、特定の音や語や場面を避けたり、どもりそうだと思ったときに言い換えたりといった、聞き手には見えない行動を、約半数の人が少なくともときどきとっていることにも触れています。当事者の会に「治しに行く」のか「言いたいことを言える場として行く」のかで、その場から持ち帰るものが変わってくる——研究が言えているのは、そこまでです。
言友会を訪ねる前に陥りがちな3つの落とし穴
落とし穴1 − 「行けば良くなる」という期待だけを持って行く
セルフヘルプグループは当事者の集まりであって、言語聴覚士のような専門的な指導や支援を受けられる場ではない、と公的な解説は明記しています。改善のための指導を希望しているなら、まず行くべき先は言語聴覚士です。当事者の会でしか得られないものは別にあり、それは同じ問題を持つ仲間と出会い、そこでしか感じられない連帯感のなかで話を聞いてもらえることだと書かれています。期待の置き場所を間違えると、「合わなかった」という感想だけが残ります。
落とし穴2 − 一覧に名前があることを、いま開いている証拠だと思う
全国組織が公開している加盟団体の一覧に載っているのは団体名だけで、連絡先も例会の日時も、そのページには書かれていません。地域の会の側を見ると、曜日がずれる回や中止になる回まで月ごとの予定に明記されています。開催時間が変更されたという告知が出ていることもあります。名前を見つけた時点で終わりにせず、その会の予定表まで開いてください。近くに加盟団体が無い県もあり、全国組織自身が、すべての都道府県に少なくとも1カ所の活動拠点を築きたいがまだゴール地点が見えていない、と書いています。
落とし穴3 − 一度行った感想を、当事者会そのものの答えだと思う
同じ「例会」でも、話し合いの回、文化活動の回、練習の形をとる回があり、会によっても月によっても中身が違います。年代の層も地域によって差があると当事者自身が書いており、若い世代を対象にした団体や女性の集いを開く団体も別にあります。一度の印象で決める前に、別の回や別の会も見てみる、というのが現実的です。あわせて、どんな場面で話しにくかったか、そのとき周りがどう応じたかを書き留めておくと、専門機関に相談するときにも手元の材料になります。まずは記録から小さく始め、困りごとが具体的なら言語聴覚士やことばの教室に持っていくのが確実です。
よくある質問
言友会とはどんな団体ですか?
吃音のある当事者どうしが集まるセルフヘルプ(自助)グループで、1965年に発足した国内でいちばん歴史の古い団体だとされています。活動の中心は、吃音があるのは自分だけではないと認識し、共通の体験を語り合い、苦悩を分かち合い、互いに援助し合うことです。各地の会を全国言友会連絡協議会がつないでいます。
例会に行くのにお金はかかりますか?
会によって違います。東京言友会は2026年1月1日の改定で、非会員の例会参加費を初回無料・2回目以降500円とし、会員は引き続き無料、年会費は3,000円と案内しています。同会の吃音改善講座は会員無料・非会員500円です。全国言友会連絡協議会の会費は、正会員(団体)が年3,000円、賛助会員(個人および団体)が年1,500円とされています。いずれも案内を写し取った時点のものなので、行く前に確かめてください。
見学だけでもいいですか。申し込みは必要ですか?
東京言友会は、当事者とその家族・支援者について入会前の見学を歓迎し、事前の連絡もいらないこと、例会の途中参加・途中退室も問題ないことを明記しています。よこはま言友会も初めての参加ができるとし、分からない点は問い合わせるよう案内しています。ただし、事前の申し込みが必要なイベントもあります。会ごとに違うので、その会のページで確かめるのが確実です。
吃音のない家族や、支援したい人も参加できますか?
当事者とその家族・支援者の見学を歓迎すると明記している会があります。学校関係者など吃音に関心のある人を対象に含めた親子交流会を開いている会もあります。全国組織については、賛助会員として個人および団体が入会できる仕組みがあり、年会費は1,500円、総会の議決権や役員への立候補・被推薦の権利はないと説明されています。
近くに言友会が無いときはどうすればいいですか?
全国言友会連絡協議会は、加盟団体のない都道府県として青森県・秋田県・福島県・鳥取県・長崎県・沖縄県を名指しで挙げ、すべての都道府県に少なくとも1カ所の活動拠点を築きたいがまだゴール地点が見えていないと書いています。あわせて、自分の住む地域で立ち上げたい人・協力したい人に連絡を呼びかけてもいます。個別の困りごとの相談先としては、言語聴覚士やことばの教室が案内されています。
まとめ
- 言友会は吃音のある当事者どうしのセルフヘルプグループで、1965年発足の国内で最も古い団体。活動の中心は体験を語り合い、分かち合うこと。
- 多くの会は月1回程度の例会を開き、会報・講演会・全国のワークショップも行う。中身は回によって違い、話し合いの回も、文化活動の回も、練習の形をとる回もある。
- 専門的な指導や訓練の場ではない。その代わり、当事者どうしでないと得られないものがあると公的な解説は書いている。
- 入会前の見学を歓迎し事前連絡も不要と明記する会があり、対象には家族・支援者も含まれる。全国組織には個人が入れる賛助会員の種別がある。
- 自助グループの経験は、吃音を自分から打ち明ける度合いの高さと結びついていたが、その調査自体が自助グループ経由で集められた集団である。打ち明け方については、謝らない形のほうが好意的に受け止められたという研究のまとめがある。