まず結論から
- あむぎりさん本人の公式アカウントには、2022年8月に吃音症のことに触れた短い投稿が残っています。名前の知られている人が吃音を公にすること自体はめずらしくなく、米国吃音財団と英国STAMMAは分野ごとの一覧を公開しています。
- 吃音では、調子が良い状態や悪い状態が数週間から数か月にわたって続く人も多く、日本吃音・流暢性障害学会はこの変動を(調子の)「波」と呼んで説明しています。
- 自分から事実として「吃音があります」と伝えた話者は、伝えなかった話者より、友好的・外向的・自信があると受け取られやすかったという実験の報告があります。
- 吃音のある17歳の動画を778人の大人に見せた研究でも、伝えなかった条件より、伝えた条件のほうが聞き取りやすさや落ち着きの評価が良い方向でした。
- SNSや動画で吃音の情報に触れるときは、同じように見えても作り手によって確からしさが違います。
ただし、ここで書けるのは公にされた範囲までです。症状の重さ、診断の中身、いまどうなっているかは、本人が明らかにしていない以上この記事では扱いません。そして上に挙げた研究は、いずれも集団を平均した結果であって、特定の誰か一人の話し方を説明するものではありません。
本人が公にしているのは、短い投稿ひとつ
2022年8月28日、あむぎりさん本人の公式アカウントから、吃音症のことに触れた投稿が出ています。内容は「最近また吃音症が出てきて辛い」という一行と、そのあとに続く一言だけです。症状の説明も、いつからという話も、通院や診断の話もありません。本人の言葉として確かめられるのは、ここまでです。
出典: 本人公式アカウントの投稿(X・2022年8月28日)(台帳: V0528)
それ以上のこと——いつからなのか、どのくらいなのか、いまはどうなっているのか——に触れている記事や動画も見かけますが、この記事ではそれを事実として書き写しません。本人が話していないことを外側から埋めると、そこから先は誰の話でもなくなってしまうからです。
名前が並ぶこと自体は、珍しいことではありません。米国吃音財団は、俳優・歌手・エンターテイナー、スポーツ選手、記者や写真家といった分野ごとに、吃音のある人の名前と一行の経歴を並べた一覧を公開しています。英国の支援団体STAMMAの一覧も分野ごとに区分されていて、多くの項目に本人が吃音について語った言葉が引かれています。どちらも英語の資料です。名前の並びを見て励まされるか、かえってしんどくなるかは人によって違い、その受け止め方については吃音の有名人の記事でまとめました。
名前をきっかけに、自分のことを知る人がいる
知られている人と吃音が結びついた話は、その人のファンだけが見ているわけではありません。長いあいだ名前のつかなかった困りごとに、名前がつく入口になることがあります。
当事者の声(ロックバンドでギターと作詞を担当するタナカヒロキさん/自助団体が運営する体験談メディアに本人名義で寄せた手記)
「キツオン」というものがテーマの映画らしく、そのキツオンと内気という性格が何の関係があるのか。ネットの検索欄に「キツオン」と入れてトップに出てきたページをクリックした。
読み進めるうちに、全身が心臓になったかのように私の体はバクバクと脈打つ。全身が充血したかのように、全身の血の気が引くかのように私は正気ではいられなかった。それはキツオンというものが完全に私が長年抱いていた恐怖の正体そのものだったからだ。全ての症状が思い当たり、当事者全ての経験談に共感できる。そうか、私は「吃音」だったのか。
きっかけは、テレビで流れていた映画『英国王のスピーチ』のCMでした。特に映画好きでもない本人の耳に「英国史上、もっとも内気な王」という広告文句が入り、画面に目を向けたと書いています。それまでは、就活の模擬面接で自分の名字「田中」が言えなかったのに、その“現象”の正体も分からず、誰にも相談できず、調べることすらしないまま逃げていた。デビュー後は「LEGO BIG MORLのタナカです」とバンド名を前に付ければ名乗れると気づきますが、病院の予約や役所への電話のように、その手が使えない場面での恐怖は続いたとも記しています。名前を知ることは、困りごとが消えることとは別のできごとです。それでも、自分の言葉で読める情報にたどり着けるかどうかは、その後の向き合い方に関わってきます。
出典: LEGO BIG MORLタナカヒロキが語る「なぜ吃音であるのに自分は今こうなっているのか」(HAPPY FOX)(台帳: V0251)
母語で読めることの効き目を測った調査があります。英語では吃音を扱うポッドキャストが多い一方、フランス語のものはごく少ないという問題意識から、フランス語圏カナダの当事者団体が吃音のポッドキャストを制作し、聴いた人に無記名のオンライン調査を行ったものです。回答したのは、吃音のある人40人、言語聴覚士とその学生39人、家族や身近な人8人の計87人でした。三つの層のいずれもが、フランス語であることによって情報が届きやすくなり、自分のことと重ねられる感覚やつながりが生まれたと答えています。吃音のある人は、関わりを促す居場所としての感覚と、吃音と付き合ううえで力づけられる知識が得られたと答えました。日本語で読めるかどうかも、同じ意味を持ちます。
「また出てきた」という言い方
あの投稿でいちばん引っかかるのは、「また」という一語かもしれません。吃音は、いつも同じ出方をするわけではなく、目立つ時期と目立たない時期を行き来することがあります。この節で出てくる「難発」は最初の音が出しにくくなる状態、「連発」は音をくり返す状態、「予期不安」は話す前から「また詰まるかも」と身構えてしまう感じのことです。
当事者の声(社会人3年目の転職後に症状が戻った女性/個人ブログ note。氏名・勤務先は非公開)
もちろん、全部が改善されたわけではなく、今でも「あ、吃りそう」という予期不安は出てくるし、難発で言うことを諦めたり言い換えたりもします。自分の体調や精神面が弱っていると、吃音であることが悲しくなります。でも、以前と違うのは『ちゃんと吃音を感じて認める』が基本スタンスであること。そして吃音が増えた時、『悪化した』ではなく『そういう時』だと冷静にとらえることができるようになりました。
この書き手は、自分の経過を三行に整理しています。小学校高学年から連発が始まってやがて難発へ、中学以降の学生時代は吃音に意識は行くものの症状は収まる、社会人2年目までは仕事で一切支障なく、3年目の転職後に難発が再発——8年ぶりでした。転職直後の職場では、電話の出だしで社名と名前が名乗れず、自己紹介で名前が言えず、難発による沈黙で相手を待たせるのが怖かったと具体的に書いています。狭いオフィスでそれに耐える日々を「地獄」と振り返りながら、いまは増えた状態を「そういう時」と呼べるようになった。増えたり減ったりすること自体は、学会の解説にも書かれていることです。
出典: 【後天性吃音】吃音カウンセリングで考え方が変わった話(note)(台帳: V0218)
日本吃音・流暢性障害学会の解説は、吃音の特徴として、状況によって症状が出やすかったり出にくくなったりすることを挙げています。歌を歌うとき、2人で声を合わせるとき、独り言を言うときなどは、一時的ですが流暢になる人が多いとされます。そして、調子が良い状態、あるいは悪い状態が数週間から数か月にわたって続く人も多く、このような症状の変動を(調子の)「波」と呼ぶと説明されています。「また出てきた」という言い方は、この波の中にいる人にとっては、めずらしい表現ではありません。
同じ解説は、思春期以降になると症状は連発や伸発(音を引きのばす状態)よりも難発が中心になり、難発が頻回に出ると発話が困難になってやりとりに支障が出るとしています。困難を感じやすい場面として、中高生では部活動や入学面接、大学生ではゼミの発表や就職活動、社会人では職場の電話応対などが挙げられています。発話場面での失敗体験が重なると、話し始める前に不安や恐怖を感じ、次第に会話や社交を避けるようになることや、言いにくい単語を言い換えて巧みに隠そうとすることもあると書かれています。目立たなくなっていても、出ないかどうかを日々警戒しながら暮らしている、ということが起こりえます。
知られている人が話すと、何が変わるのか
名前の知られている人が吃音のことを話すと、そのぶん話題は増えます。では、増えたあとに何が起きるのか。当事者の側から見た景色が残っています。
当事者の声(「ぽん」さん/出版社のオンラインメディアのインタビュー。「――」で始まる行は聞き手の質問です)
――バイデン大統領就任の影響は感じますか。
ぽん 急速に知名度が広がってる実感はあります。吃音に関する記事が随所に散見されますし、僕の周りでも結構話題になりました。吃音がない人も話題にしやすい印象があります。
この取材は、アメリカの大統領が吃音のことを語ったのが日本でも話題になった時期に行われています。ところが本人は、同じ取材の中で別のことも話しています。試行錯誤の結果として症状を上手に隠せる人も多く、どもる度合いも頻度も個人差があるため、当事者である自分でさえ身近な吃音に気づかないことがざらにある、と。言い換えについても、人名や地名などの固有名詞は言い換えが利かないので苦手な人が多く、自分の名前が一番苦手だと語っています。話題が広がることと、目の前の誰かの困りごとに気づくことは、別々に進むということです。だからこそ、本人が自分から伝えるかどうかが問題になります。
出典: バイデンの告白で話題に…光が当たらない“吃音”のリアル(文春オンライン)(台帳: V0129)
自分から伝えること(自己開示)が聞き手の受け取り方をどう変えるかは、実際に測られています。テキサス大学オースティン校の研究者らは、面接の場面を模した動画を作り、観察者338人を無作為に割り当てて評価を比べました。話者が冒頭で「始める前にお伝えしますが、私は吃音があります。音や語句をくり返すのが聞こえるかもしれませんが、分からないことがあれば遠慮なく聞いてください」と事実を伝える条件、謝るかたちで伝える条件、何も言わない条件の三つです。結果は、事実を伝える言い方をした話者が、謝るかたちの話者よりも、また何も言わなかった話者よりも、友好的だと評価されやすかったというものでした。同じ研究者らの別の実験でも、開示した話者のほうが友好的・外向的・自信があると選ばれやすく、開示しなかった話者は不親切・内気と選ばれやすかったと報告されています。自己開示は、聞き手の受け取り方に良い影響を与えるために使える技法として支持された、というのが結論です。
もっと新しい研究は、10代の話者で確かめています。吃音のある17歳の男性が話す動画を778人の大人が視聴し、冒頭の自己開示なし(289人)と、開示の場面に出る吃音が軽い(143人)・中くらい(180人)・重い(166人)の四つの条件に分けて評価が比べられました。開示のあとに続く本編の音声は、どの条件でも同じものです。開示のあった三条件はいずれも、開示のない条件より、聞き取りやすさ・流暢さ・聞きやすさの調整後の評価が良い方向で、落ち着いている・怖がっていない・自信がある・外向的・有能という印象も強まりました。一方、開示の場面の吃音が軽いか重いかによる見え方の違いは、年齢や性別などを考慮に入れると残りませんでした。著者は、事実を伝える自己開示を、思春期の当事者が使える自己主張(セルフアドボカシー)の選択肢として位置づけています。なお、この研究は参加者を無作為に割り当てた実験ではなく、条件ごとの群を比べたものです。
ただし、開示がいつでも誰にでも良い方に働くわけではありません。面接の場面を調べたこの研究の原典自身が、開示するという判断も、それに対する内側と外側の反応も人によって異なるため、すべての状況・すべての人に有益とは限らないと結論に明記しています。伝えるかどうかは本人が決めることで、伝えないという選択が劣っているわけではありません。
SNSで打ち明けること、SNSで見ること
あむぎりさんの一文がそうだったように、いまは打ち明けの場がSNSであることが増えました。そこで何が起きているかを、16歳から26歳の吃音のある13人に個別のオンライン面接で聞き取った質的研究があります。13人のうち8人がメッセージや投稿を通じて吃音を打ち明けており、おおむね好意的な反応を受け取っていた一方で、ネット上のいじめや、意図しないかたちで広がってしまうことへの心配も語られました。吃音は積極的な参加を狭め、より入念に準備させ、安全で受け身の関わり方を選ばせていたとも報告されています。結論は、SNSは支えを得たり自分を表したりする機会になりうるが、避けるふるまい・受け身の使い方・ネット上のいじめの危険が、その利点を減らしてしまうかもしれない、というものです。
見る側にも注意点があります。YouTubeとInstagramに上がっている吃音の動画を言語聴覚士が評価した研究では、言語聴覚士が作った動画は、吃音のある成人や専門家でない人が作った動画より、信頼性と質の評点が高かったと報告されています。YouTubeでは、言語聴覚士の動画は他の医療専門職が作った動画と比べても、質・信頼性・分かりやすさで上回っていました。ところが視聴者の反応はその順番と一致せず、吃音のある成人が作った動画のほうが好意的なコメントを多く集めていたことも同じ研究が報告しています。心に届く動画と、情報として正確な動画は、別々に並んでいるということです。この研究は、吃音のある人は自分が見る動画の内容と出どころを注意深く考えるべきだと結んでいます。
どの動画を見ればいいのかは吃音の動画の記事で、SNSで自分から発信することについては吃音とツイッターの記事でまとめています。配信という場で吃音を明かした人の記録は吃音でも配信はできる?の記事にあります。
確かめたいとき、相談したいとき
誰かの名前を確かめることと、自分の困りごとに手を打つことは別です。吃音の評価は、話し方を少し聞いて決まるようなものではありません。生涯にわたる吃音の評価について専門家の合意をまとめた指針では、包括的な評価に共通する六つの中核領域が挙げられ、本人や家族の年齢と必要に応じて、それぞれをどの程度扱うかを変えるとされています。
日本吃音・流暢性障害学会の解説によれば、本人が吃音の治療を希望する場合、言語聴覚士による発話訓練を受けるという選択肢があります。発話訓練だけで症状が改善しない場合や、吃音に対する不安が強い場合は、カウンセリングや心理療法が役立つこともあるとされています。子どもについては、小児を扱う言語聴覚士や、ことばの教室の教員に相談しましょう、と書かれています。次のようなときは、一人で抱えずに相談を考えてみてください(あくまで目安で、当てはまらなくても相談して構いません)。
- 発表・面接・電話応対など、避けられない場面が近づいていて不安が強い
- 言い換えや先延ばしで乗り切る負担が大きく、話す前から身構え続けている
- 話す場面を避けるようになり、人付き合いや進路の選択に影響が出ている
職場については、吃音について上司や同僚に相談することで、職場の配置や電話業務などで配慮を得られることがあるとされています。制度の側にも根拠があります。2016年に施行された障害者差別解消法により、学校や職場での吃音に対する差別的言動および差別的扱いは禁止されていて、発表や電話応対の免除、試験等での面接時間の延長などの合理的配慮を求めることができます。その際、医師の診断書や言語聴覚士の報告書の提出などが求められる場合があるとも書かれています。
同じ立場の人と会う場もあります。1965年に発足した「言友会」は日本で最も歴史が古く、定例会や全国大会を開催しています。近年では、若者を対象とした団体(うぃーすたプロジェクト)や、女性の集いを開催する団体(全言連 吃音のある女性の取り組みチーム)など、特色のある団体も設立されています。自助団体に参加してほかの吃音のある人と出会うことが、吃音を否定的に捉えることが減るといった心理的な変化のきっかけになることもあるとされています。
「あの人も吃音」の話で陥りがちな3つの落とし穴
落とし穴1 − 本人が言っていないことまで、本人の話として受け取る
あむぎりさんについてこの記事が扱ったのは、本人の公式アカウントに残る短い投稿だけです。症状の重さ、いつからなのか、いまどうなっているのかは、本人が明らかにしていません。まとめ記事や切り抜き動画では、そこが伝聞のかたちで埋められていることがあります。同じように見える動画でも、作り手によって信頼性と質の評点は違い、反応の大きさはその目印になりません。「誰が言っていることなのか」を一度たどるだけで、読み方は変わります。
落とし穴2 − 「また出てきた」を、本人の気のゆるみのせいにする
調子が良い状態や悪い状態が数週間から数か月続くことは、学会の解説が「波」として説明しているとおりです。状況によって出やすかったり出にくかったりすることも同じ解説に書かれています。増えた時期を努力不足や油断の結果と読むのは、この波を知らないまま原因を探しているのと同じです。周りの人も、本人も、ここを取り違えると苦しくなります。
落とし穴3 − 「打ち明ければうまくいく」と決めて、人にも勧める
自分から事実として伝えることが聞き手の受け取り方を良い方向に動かした、という報告は確かにあります。けれど原典自身が、開示はすべての状況・すべての人に有益とは限らないと書いています。SNSでの打ち明けについても、好意的な反応を受け取った人が多い一方で、ネット上のいじめや意図しない広がりへの心配が語られています。伝えるかどうかは本人が決めることです。
よくある質問
あむぎりさんは吃音症なのですか?
本人の公式アカウントに、2022年8月28日付で吃音症のことに触れた投稿が残っています。「最近また吃音症が出てきて辛い」という一行と、そのあとに続く一言だけの短い投稿です。確かめられるのはそこまでで、症状の重さや診断の中身、いまどうなっているかは本人が明らかにしていないため、この記事では扱いません。
「また出てきた」というのは、吃音ではよくあることですか?
日本吃音・流暢性障害学会の解説では、調子が良い状態や悪い状態が数週間から数か月にわたって続く人も多く、この変動を(調子の)「波」と呼ぶと説明されています。状況によって症状が出やすかったり出にくくなったりすることも、吃音の特徴として挙げられています。個人の経過はさまざまなので、この一般的な説明を特定の誰かに当てはめて読むことはできません。
コムドットのほかのメンバーについても書いていますか?
書いていません。この記事は、本人が自分の言葉で公にした資料が確認できた範囲だけを扱っています。ほかの方については、そうした資料をこちらでは確認できていないため、あるともないとも書きません。確かめられないことを推測で埋めない、という方針です。
知られている人が吃音を公にすると、何か変わるのですか?
話題が増えるという実感は、当事者の取材でも語られています。一方で、症状を上手に隠せる人が多く度合いや頻度の個人差も大きいため、身近な吃音には気づかれにくいままだとも語られています。研究の側では、自分から事実として伝えた話者のほうが、伝えなかった話者より友好的・外向的・自信があると受け取られやすかったと報告されています。10代の話者の動画を778人の大人が評価した研究でも、伝えた条件のほうが評価は良い方向でした。ただし、すべての状況・すべての人に有益とは限らないと原典は明記しています。
吃音のことをSNSに書いても大丈夫でしょうか?
16歳から26歳の当事者13人への面接では、8人がメッセージや投稿で打ち明けており、おおむね好意的な反応を受け取っていました。同時に、ネット上のいじめや意図しない広がりへの心配も語られ、避けるふるまいや受け身の使い方がSNSの利点を減らしてしまうかもしれないと結論づけられています。見るときは、作り手によって情報の確からしさが違う点にも注意してください。相談先を探す場合は、言語聴覚士やことばの教室が入口になります。
まとめ
- あむぎりさん本人が公にしているのは、2022年8月28日の短い投稿ひとつ。症状の重さ・診断・現在の状態は明らかにされていないので、この記事でも書いていない。
- 吃音のある人の名前を分野ごとに並べた一覧は、米国吃音財団と英国STAMMAが公開している。
- 調子が良い状態や悪い状態が数週間から数か月続くことがあり、学会はこれを「波」と呼んで説明している。思春期以降は難発が中心になり、面接・発表・電話応対などが困難を感じやすい場面として挙げられている。
- 自分から事実として伝えた話者は、伝えなかった話者より友好的・外向的・自信があると受け取られやすかった。10代の話者の動画でも同じ向きの結果が出ている。ただし、すべての状況・すべての人に有益とは限らない。
- SNSでの打ち明けは好意的に受け止められることが多い一方、ネット上のいじめや広がり方への心配も語られている。動画は作り手によって確からしさが違い、反応の大きさとは一致しない。
- 自分の言葉で読める情報があること自体が、届きやすさとつながりを生むと報告されている。相談したいときは言語聴覚士やことばの教室、自助団体が入口になる。